バンコク駐在中に浮気が起きるのはなぜ?妻のせいにしない5つの要因と予防策

バンコクへの駐在後、夫の帰宅が遅くなったり、会食やゴルフが増えたりすると、「タイへ来たから浮気しやすくなったのでは」と不安になることがあります。

インターネット上では、「駐在員は浮気する」「妻から愛情を得られない男性がタイ人女性へ向かう」といった説明も見つかります。

しかし、浮気は一つの理由だけで起きるものではありません。

妻の愛情不足だけを原因にすることも、タイ人女性やバンコクの環境だけを原因にすることも適切ではありません。

この記事では、海外生活で夫婦関係に起こりやすい変化を整理しながら、浮気につながる可能性がある5つの要因と、赴任前後にできる予防策を解説します。

先に結論

  • 「バンコクへ赴任したから浮気する」とは限りません
  • 浮気には、個人・夫婦関係・環境・機会など複数の要因が関係します
  • 妻の愛情不足だけを原因にすることはできません
  • タイ人女性や特定の職業を一括りにすることも避けます
  • 浮気をした本人には、自分の行動を選択した責任があります
  • 予防には、夫婦の境界線、予定、家計、健康、家族時間の共有が重要です

※この記事は、個人の浮気を予測したり、特定の行動から浮気を断定したりするものではありません。

「バンコクだから浮気する」とは限らない

バンコクには、日本人向けの飲食店、歓楽街、ゴルフ場などがあります。

会社や取引先との会食が多く、赴任前より夜間の外出が増える人もいるでしょう。

ただし、同じ環境で暮らしていても、行動は一人ひとり異なります。

赴任先に店や出会いの機会があることと、本人が浮気を選ぶことは別です。

「タイでは普通」「駐在員なら仕方がない」という言葉で、夫婦の約束を曖昧にする必要もありません。

割合の分からない噂を事実にしない

「駐在員の多くが浮気をしている」「夜の店へ行かない男性はいない」といった数字や体験談を見かけることがあります。

しかし、調査対象、回答者数、質問方法、浮気の定義が分からなければ、個人の行動を判断する根拠にはなりません。

会社の会食、女性が接客する飲食店、性的サービス、特定の相手との継続的な交際は、それぞれ異なる行動です。

すべてを同じ「浮気率」として扱わないようにします。

バンコク駐在中の浮気につながり得る5つの要因

浮気を一つの原因で説明することはできません。

研究でも、夫婦関係、個人の考え方、機会、環境など、複数の要因が関連すると報告されています。

要因 駐在生活で起こり得る変化 注意点
夫婦の距離 仕事、育児、生活の立ち上げで会話や二人の時間が減る 距離が生じても、浮気を正当化する理由にはならない
出会いと機会 会食、出張、ゴルフ、職場などで交友関係が広がる 機会があっても、本人が境界線を守ることはできる
環境の変化 日本での生活から離れ、行動を知られにくく感じる 海外だから許されるわけではない
承認や刺激への欲求 仕事上の立場や収入が変わり、特別扱いされる場面が増える 相手の好意を都合よく解釈しない
夫婦の境界線の違い 夜の店、連絡先交換、二人での食事について認識が違う 問題が起きる前に具体的に確認する

要因1|夫婦の会話と時間が減る

駐在員本人は、新しい職場、現地スタッフ、取引先、言語、成果へのプレッシャーに対応します。

帯同した配偶者も、住居、学校、子育て、買い物、医療、人間関係など、新しい生活を一から整える必要があります。

双方に余裕がなくなると、夫婦の会話が次のような業務連絡だけになりやすくなります。

  • 何時に帰るか
  • 子どもの送迎
  • 学校の予定
  • 生活費の支払い
  • 週末の予定

夫婦の心理的な距離や関係への不満は、浮気と関連する要因の一つとして研究されています。

ただし、夫婦関係に問題があったとしても、それだけで浮気が避けられなくなるわけではありません。

話し合い、カウンセリング、一時的な距離の取り方など、浮気以外の選択肢があります。

要因2|出会いと隠せる機会が増える

海外駐在では、会食、出張、社内外の交流など、赴任前とは異なる人間関係が生まれます。

帰宅が遅くなる理由も増え、配偶者から日々の行動が見えにくくなる場合があります。

浮気の研究では、代わりとなる相手との出会いや、関係を隠せる機会も関連要因として報告されています。

しかし、機会は浮気の原因そのものではありません。

出会いがあっても、連絡先を私的に交換しない、二人きりで会わない、夫婦との約束を守るなど、本人が境界線を選べます。

要因3|日本から離れて行動基準が緩む

海外では、日本の家族、友人、地域社会から離れます。

周囲から自分の行動を知られにくいと感じ、「ここだけなら」「赴任中だけなら」と判断が緩む人もいるかもしれません。

会社の同僚から「みんな行っている」「付き合いだから」と誘われ、断りにくく感じる場合もあります。

しかし、赴任地が変わっても、既婚者としての責任や夫婦の約束がなくなるわけではありません。

周囲の行動ではなく、自分たち夫婦の合意を基準にします。

要因4|承認や刺激を求める

海外勤務で役職や収入が上がったり、会社から住居や運転手などを提供されたりすると、自分の立場が大きくなったように感じる人もいます。

飲食店や接客の場で丁寧に扱われ、その対応を個人的な好意だと受け取る場合もあります。

また、仕事のストレスや日常の単調さから、刺激、安心感、承認を外に求めることも考えられます。

ただし、相手が接客や仕事として丁寧に対応している可能性と、個人的な愛情は分けて考える必要があります。

要因5|夫婦の境界線を具体的に決めていない

夫婦で「浮気は駄目」と考えていても、次の行動への認識が違う場合があります。

  • 女性が接客する店へ行く
  • 店外で二人きりで食事をする
  • 個人的にLINEを交換する
  • 継続的にプレゼントや送金をする
  • マッチングアプリを利用する
  • 性的サービスを利用する

一方は「仕事の付き合い」、もう一方は「裏切り」と考えていると、後から大きな対立になります。

すべてを禁止事項として並べるだけではなく、二人が何を不安に感じ、何なら説明を必要とするのかを確認します。

浮気を「妻の愛情不足」だけで説明できない

夫婦の会話や性生活が減っていた場合、関係を改善する話し合いは必要かもしれません。

しかし、浮気をした理由をすべて「妻が優しくしなかった」「妻が構ってくれなかった」と説明することはできません。

帯同した妻自身も、海外で次のような負担を抱えていることがあります。

  • 仕事やキャリアを中断した
  • 親族や友人から離れた
  • 慣れない環境で子育てをしている
  • 言語や移動に不安がある
  • 夫の帰宅が遅く、家庭を一人で支えている
  • 自分の居場所や自由時間がない

夫婦関係の問題は、二人で扱う必要があります。

一方、浮気という行動を選んだ責任は、浮気を選んだ本人にあります。

関係への不満があるなら、話し合う、第三者へ相談する、夫婦関係を見直すなど、ほかの方法を選べます。

タイ人女性や特定の職業を原因にしない

一部の記事や体験談では、「タイ人女性は日本人駐在員のお金を狙っている」といった説明があります。

しかし、国籍や職業だけで、相手の動機や人格を判断することはできません。

飲食店や接客業で働く人が丁寧に接するのは、仕事上の対応である場合があります。

本人がその対応を個人的な愛情だと思い込んだとしても、同じ国籍や職業の人全体を非難する理由にはなりません。

また、既婚者であることを隠したり、夫婦との約束を破ったりした場合、その責任を赴任地の文化や相手の国籍だけへ移すこともできません。

浮気が起きる要因と、浮気を正当化する理由は違う

浮気に至る背景を理解することは、浮気を許すことではありません。

背景を整理する目的は、次のことを考えるためです。

  • 同じ問題を繰り返さないために何を変えるか
  • 夫婦関係を続ける条件は何か
  • 夫婦だけで解決できる問題か
  • 健康や家計をどう守るか
  • 子どもの生活をどう維持するか

「寂しかったから」「誘われたから」「タイでは普通だから」という説明だけで、裏切りや健康上の危険を正当化することはできません。

バンコク赴任前後にできる7つの予防策

1.浮気と考える境界線を具体的に話す

「浮気はしない」という一言だけでなく、夜の店、連絡先交換、二人での食事、マッチングアプリ、性的サービスなどについて考えを確認します。

2.家族時間を先に予定へ入れる

会食やゴルフの予定が埋まった後に、空いた日を家族の日にするだけでは、家族時間が残らない場合があります。

月に何日程度を家族で過ごすか、先に決めます。

3.仕事と個人の予定を分けて共有する

すべての会食やゴルフを「仕事」でまとめず、次のように分けます。

  • 出席が必要な仕事
  • できれば参加した方がよい付き合い
  • 個人的な交友関係
  • 趣味や自由時間

4.夫婦双方の自由時間を確保する

夫だけにゴルフや会食の時間があり、妻は常に家事や育児を担当する状態を避けます。

妻にも、何をするか自分で決められる自由時間を確保します。

5.夫婦のお金を見えるようにする

給与、海外勤務手当、交際費、ゴルフ代、クレジットカード、現地口座について、夫婦で把握できる状態にします。

夫の支出を一円単位で監視するのではなく、家庭の生活や貯蓄へ影響する支出を共有します。

6.健康上の約束を決める

夫婦以外との性的接触をどう考えるか、感染の可能性が生じたときにいつ伝えるか、必要な検査をどうするかを話し合います。

性感染症については、感情や浮気の定義とは別に、健康問題として対応してください。

7.夫婦だけで難しい場合の相談先を持つ

夫婦の会話が毎回喧嘩になったり、怒鳴る、無視する、生活費を止めるなどの問題が起きたりする場合は、二人だけで解決しようとしないでください。

  • 勤務先のEAPや家族支援窓口
  • 夫婦カウンセリング
  • 医療機関
  • 信頼できる家族や友人
  • 必要に応じて法律の専門家

浮気を防ぐために監視を強めればよい?

スマートフォン、メール、位置情報、クレジットカードを常に確認すれば安心できると考えることがあります。

しかし、無断で端末やアカウントへ侵入したり、追跡機器や監視アプリを使ったりすると、プライバシーや法律上の問題につながる可能性があります。

監視を続けることで、不安がさらに強くなる場合もあります。

夫婦双方が納得した予定共有や家計共有と、本人に無断で行う監視は分けて考えてください。

すでに夫の浮気が疑わしい場合

帰宅時間が遅い、スマートフォンを隠す、ゴルフが増えたといった一つの変化だけで、浮気を断定することはできません。

まず、確認できた事実と、自分の推測を分けます。

  • いつ、何が起きたか
  • 本人からどのような説明があったか
  • 説明に矛盾があるか
  • 健康や家計に影響があるか
  • 自分や子どもの安全に問題がないか

具体的な確認手順は、バンコク駐在中に夫の浮気が疑わしいとき|確認・話し合い・お金・子どもの守り方で解説しています。

夜の店や性感染症について不安がある方は、バンコク駐在員の風俗・夜遊びが不安な妻へ|夫婦のルールと性感染症対策も確認してください。

単身赴任前の準備については、タイへの単身赴任で夫の浮気が不安な妻へ|赴任前に決める7つのルールにまとめています。

よくある質問

バンコク駐在員は日本にいる男性より浮気しやすいのですか?

バンコク駐在員全体を対象に、信頼できる方法で日本在住者と比較した統計は確認できません。

出会いや会食の機会が増える可能性はありますが、赴任地だけで個人の行動を予測することはできません。

夫婦関係が良ければ浮気は起きませんか?

良好な夫婦関係は重要ですが、それだけで浮気を完全に防げるとは限りません。

研究では、関係満足度だけでなく、本人の考え方、機会、関係期間など複数の要因が関連すると報告されています。

妻が夫へもっと愛情を示すべきですか?

夫婦双方が相手への関心や感謝を表すことは役立ちます。

ただし、妻が夫の機嫌を取り続けなければ浮気されるという関係は健全ではありません。

夫婦関係の改善は双方の課題であり、浮気を選んだ責任を妻だけへ負わせることはできません。

夜の店へ行ったら必ず浮気ですか?

夫婦によって、浮気と考える範囲は異なります。

ただし、夫婦の約束を隠れて破ること、性的接触によって配偶者の健康を危険にさらすこと、家計へ大きな支出を隠すことは軽く扱えません。

タイ人女性から連絡が来ていたら浮気ですか?

仕事、店舗からの案内、友人関係など、連絡の理由は複数考えられます。

国籍だけで浮気と判断せず、連絡の内容、頻度、隠しているか、夫婦の約束に反しているかを確認します。

まとめ|原因を一人へ押し付けず、行動の責任は本人に置く

バンコク駐在中の浮気は、「妻の愛情不足」「タイ人女性の誘惑」「タイの環境」など、一つの理由だけでは説明できません。

夫婦の距離、出会いの機会、環境の変化、承認や刺激への欲求、境界線の違いなど、複数の要因が重なる可能性があります。

背景を理解することは、浮気を正当化することではありません。

夫婦関係に問題があったとしても、浮気以外の方法を選ぶことはできます。

赴任前後に、夫婦の境界線、予定、家族時間、自由時間、家計、健康について具体的に話し合ってください。

そして、浮気が起きた場合は、妻や赴任地のせいにせず、行動を選んだ本人が責任を引き受けることが出発点になります。

この記事は一般的な情報を提供するもので、個人の浮気を診断・予測したり、医療・法律上の個別助言を行ったりするものではありません。

参考:Vowelsほか「Is Infidelity Predictable?」Atkinsほか「Understanding infidelity」Sterleほか「Expatriate Family Adjustment」

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