バンコクで暮らす駐在妻は、周囲から「海外で優雅に暮らしている」と見られがちです。
しかし、外から見える暮らしの豊かさと、本人が感じる幸福は必ずしも同じではありません。
日本で続けてきた仕事や人間関係から離れ、夫は仕事で忙しく、慣れない土地で家族の生活を支える。そんな毎日の中で、自分の人生だけが止まったように感じる人もいます。
そこへ、自分の話を聞き、気持ちを理解しようとしてくれる人が現れたら、心が動くことはあるのでしょうか。
この記事では、不倫を肯定したり勧めたりするのではなく、海外赴任で生まれる孤独と夫婦のすれ違いについて、バンコクを舞台にした一木けいさんの小説『結論それなの、愛』とともに考えます。