タイ・バンコクへの赴任当日。
スワンナプーム空港へ着いたら、 最初に何をすればいいのでしょうか。
入国審査、荷物、両替、SIM、Grab、会社への連絡。
初めての赴任では、 空港に着いてから急に 「次は何をすればいい?」となりがちです。
しかも旅行とは違い、 駐在では大きなスーツケースや家族の荷物を抱えていることもあります。
最優先は、 「連絡できる」「安全に住居まで行ける」「今夜困らない」 の3つ。
銀行口座や生活用品の本格的な買い出しは、 翌日以降でも間に合います。
まず全体像|空港到着から住居まで9ステップ
入国審査へ進む
預け荷物を受け取る
税関を通過する
スマホが通信できる状態を確認する
最低限のタイバーツを確保する
会社・迎えの担当者へ到着連絡
会社送迎・Grab・タクシーなどで住居へ移動
住居でWi-Fi・水・電気・鍵を確認
翌日にやることだけ決めて休む
1.飛行機を降りたら、まず入国審査へ
スワンナプーム空港へ到着したら、 案内表示に従って入国審査へ進みます。
外国籍の人は、 現在タイ入国前に TDAC(Thailand Digital Arrival Card) の登録が必要です。
TDACはタイ到着日の3日前から登録できます。
日本を出発する前に登録を済ませ、 登録内容をスマートフォンですぐ確認できるようにしておきましょう。
2.荷物を受け取る|ここで一度落ち着く
入国審査を終えたら、 案内表示を確認して預け荷物を受け取ります。
赴任では、 旅行より荷物が多くなりやすいです。
スーツケースが複数ある場合は、 無理に全部手で持たず、 空港のカートを利用した方が楽です。
家族帯同なら、 この時点で家族全員の荷物がそろっているか確認しましょう。
- 預け荷物が全部ある
- スーツケースに大きな破損がない
- パスポートを持っている
- スマートフォンを持っている
- 財布・カード類がある
3.税関を通過する
荷物を受け取ったら、 税関へ進みます。
申告する物がない場合と、 申告が必要な場合で進む場所が分かれています。
赴任では旅行より荷物が多いため、 日本から持ち込む物の中に 規制対象がないかは出発前に確認しておきましょう。
特に、 薬、食品、酒類、たばこ、大量の商品などは、 「自分用だから何でも大丈夫」と考えない方が安全です。
4.到着ロビーへ出たら、まず通信を確認する
ここから一気に重要になります。
住居へ移動する前に、 スマートフォンがネットにつながるか を確認してください。
なぜなら、
- 会社へ連絡する
- Grabを呼ぶ
- 地図を見る
- 住居の住所を確認する
- 家族へ到着連絡する
など、その後のほぼすべてに通信が必要だからです。
ただし駐在者は、 空港で目に入ったTourist SIMを何となく契約する必要はありません。
会社からSIMが支給されるのか。
長期利用するタイ番号を自分で契約するのか。
まずはそこを確認します。
日本のローミングや赴任初日用eSIMなどで 一時的に通信できれば、 長期回線は翌日以降に選ぶ方法もあります。
▶ タイ・バンコク駐在のSIM・eSIM完全ガイド|赴任初日から長期利用まで失敗しない選び方
5.現金は「初日を乗り切れる分」を確保する
タイではQR決済が非常に普及しています。
ただし赴任初日は、 まだタイの銀行口座もPromptPayも使えないことがあります。
そのため、 最初から完全キャッシュレス前提にしない 方が安心です。
空港からの移動、 飲み物、 食事、 ちょっとした買い物などに使えるタイバーツを 手元に用意しておきます。
一方で、 空港で生活費すべてを大量に両替する必要もありません。
6.会社・迎えの担当者へ到着連絡をする
ここは観光旅行との大きな違いです。
会社が空港送迎を用意しているなら、 自分でGrabを呼ぶ前に担当者へ連絡 してください。
日本を出発する前に、
- 迎えがあるのか
- 誰が来るのか
- 待ち合わせ場所
- 担当者の電話番号
- LINEなどの連絡方法
- 飛行機が遅れた場合の連絡先
まで確認しておくと、 到着後がかなり楽になります。
特に家族4人+大量の荷物という状況なら、 会社送迎が使える場合は非常に助かります。
7.送迎がないならGrabか空港タクシーが分かりやすい
会社の迎えがない場合、 大きな荷物を持った赴任者なら Grabや空港タクシーが使いやすい選択肢です。
Grabを使う場合
スワンナプーム空港では、 Grabの公式乗車場所があります。
現在は メインターミナル1階・4番出口付近 が指定乗車場所です。
アプリで予約した後、 車のナンバーと乗車位置を確認してから移動しましょう。
空港タクシーを使う場合
空港の公式タクシー乗り場も、 メインターミナル1階にあります。
自動発券機などで案内された車両を利用します。
料金制度は変更される可能性があるため、 乗車時の空港表示や最新の公式案内を確認してください。
高速道路を利用した場合の高速料金なども、 誰がどのタイミングで支払うのか確認しておくと安心です。
Airport Rail Linkは?
荷物が少ない単身赴任なら、 鉄道を利用できるケースもあります。
ただし、 大きなスーツケースが複数ある、 小さな子どもがいる、 長時間のフライトで疲れている、 という家族赴任なら、 初日は無理をしなくていいでしょう。
最安値より「確実に住居まで着くこと」 を優先します。
8.住居へ着いたら、最初に5つだけ確認する
ホテル、サービスアパートメント、コンドミニアムなど、 赴任初日の宿泊先へ到着したら、 その日に生活を完成させる必要はありません。
まず確認したいのは次の5つです。
- 部屋の鍵・カードキー
- 水道・トイレ
- 電気・エアコン
- Wi-Fiまたはスマホ通信
- 今夜飲む水と食事
これだけそろえば、 ひとまず初日は乗り切れます。
近所のスーパーを全部調べたり、 銀行口座を開いたり、 生活用品を一式買ったりするのは翌日以降で大丈夫です。
9.初日の夜にやることは「明日の3つ」を決めるだけ
日本からタイまで移動した日は、 想像以上に疲れています。
特に子ども連れなら、 親が予定を詰め込みすぎると 家族全員が疲れてしまいます。
例えば、
① 長期利用するSIMを確認する
② 会社の担当者と必要な手続きを確認する
③ 水・食品・最低限の日用品を買う
銀行、住居、学校、病院、買い物などは、 その後1週間〜1か月かけて整えていけば大丈夫です。
▶ バンコク赴任後1か月で困らないために|到着直後にやること・準備すること7選
到着初日に「やらなくていいこと」
むしろ、 こちらを知っておく方が大切かもしれません。
- 銀行口座を無理に初日開設する
- スマホの長期契約を空港で即決する
- 大量の生活用品を買い込む
- 疲れている家族を連れて街を歩き回る
- 翌日以降の予定をすべて詰め込む
赴任生活は数日で終わる旅行ではありません。
初日に生活を完成させる必要はない と考えてください。
翌日以降|SIM→銀行→生活基盤の順に整える
通信環境を整え、 タイの電話番号が使えるようになったら、 勤務先の指示に沿って銀行口座などを準備していきます。
タイの銀行口座では、 モバイルバンキングやPromptPayを使う場面も多いため、 電話番号との関係も重要です。
▶ タイ・バンコク駐在の銀行口座開設|給与受取・必要書類・PromptPayまで完全ガイド
また、 体調を崩してから病院や保険を調べるのではなく、 到着後の早い段階で 会社の医療保険と利用できる病院も確認しておきましょう。
▶ タイ・バンコク駐在の医療保険|会社保険とキャッシュレス診療で確認する10項目
まとめ|初日は「連絡・移動・今夜の生活」で十分
バンコク赴任の初日は、 やることが山ほどあるように感じます。
でも、 本当に必要なのはそれほど多くありません。
① 会社や家族と連絡できる
② 空港から安全に住居へ移動できる
③ 水・通信・睡眠など今夜の生活を確保できる
それができれば十分です。
SIM、銀行口座、買い物、病院、学校などは、 翌日から順番に整えていきましょう。
赴任生活は、 初日に全部終わらせるより、 迷わない順番を知っている方がうまくいきます。

