タイへの赴任や日本への本帰国が決まると、 避けて通れないのが 海外引越しです。
日本国内の引越しと違い、 海外引越しでは、
船便。
航空便。
輸出入通関。
別送品申告。
梱包。
保険。
なども関係します。
そのため、 単純に 「一番安い会社」 だけでは決めにくいサービスです。
この記事では、 タイで日本人駐在員が利用を検討しやすい 日系海外引越し会社4社を、 各社の公式情報をもとに比較します。
ランキングではありません。
会社負担の有無、 荷物量、 赴任か本帰国か、 日本以外への異動かによって 向いている会社は変わります。
最終確認:2026年10月。 輸送日数、対応国、保険、料金等は荷物量・時期・渡航先によって変わります。 契約前に必ず各社へ最新条件と見積もりを確認してください。
先に比較|日系海外引越し4社の特徴
クラウンライン・タイ
特徴: 海外引越し専門の日系企業。 タイでも日本人スタッフが見積もりから梱包までサポートします。
タイから日本だけでなく、 日本からタイ、 タイから第三国への引越しにも対応。
単身から家族まで対応し、 タイ国内ではバンコク以外にも シラチャ、パタヤ、ラヨーン、チェンマイ、プーケットなどからの引越しを案内しています。
比較候補: 海外引越し専門会社へ任せたい人、 第三国への異動も視野にある駐在員。
SG佐川タイ
特徴: 日本帰任、日本からタイ、第三国、 タイ国内の引越しまで対応。
下見から引越し完了まで、 日本人スタッフまたは日本語対応スタッフがサポートします。
梱包から配送に加え、 希望すれば到着地での開梱や家具の据付にも対応します。
比較候補: 梱包から開梱までまとめて任せたい家庭、 法人・会社経由の海外赴任。
ヤマト運輸タイ
特徴: タイ国内・海外引越しに対応。 日本への引越しを中心に、 Door to Doorのサービスを提供しています。
フルサービスでは、 梱包、輸送、書類、開梱、 荷物の設置まで一連で対応。
日本人スタッフや 日本語・英語を話せるタイ人スタッフが対応します。
比較候補: 日本への本帰国、 梱包から荷解きまで手間を減らしたい家庭。
NXタイ(日本通運)
特徴: タイで30年以上の海外引越し実績を案内。 多数の日本人スタッフ、 日本語対応スタッフが在籍しています。
世界各地のNXネットワークを使った Door to Door輸送に対応。
現在は、 Microsoft Teamsなどを使った リモート下見にも対応しています。
比較候補: 大手の世界ネットワーク、 第三国異動、 会社規定の荷物上限などを含めて相談したい駐在員。
クラウンライン|海外引越し専門の日系会社
クラウンラインは、 海外引越しを専門に展開する日系企業です。
タイ法人は2000年に設立され、 タイ国内に日本人スタッフを配置しています。
対応する引越しは、
- 日本からタイ
- タイから日本
- タイから第三国
- 単身赴任
- 家族での引越し
などです。
タイから日本への本帰国では、 専門スタッフによる梱包が基本サービスに含まれると案内しています。
荷物を自分ですべて箱詰めするというより、 利用者は 「持って帰る物・残す物を仕分けする」 ことに集中できます。
公式サイトでは、 日本向けの目安として、 航空便は別送品申告後 5〜7営業日程度、 船便は 1か月〜1か月半程度 と案内しています。
ただし、 通関や船のスケジュールなどで変わるため、 実際の日数は見積もり時に確認してください。
タイ全国からの引越しにも対応しており、 バンコク以外の工業団地や地方に赴任している人にも比較候補になります。
SG佐川タイ|梱包から開梱・家具据付まで相談できる
SG佐川タイは、 タイから日本、 日本からタイ、 第三国、 タイ国内の引越しまで対応しています。
公式サイトでは、 下見から引越し完了まで 日本人スタッフまたは日本語対応スタッフが対応 すると案内しています。
海外引越しでは、
- 下見
- 見積もり
- 梱包
- 輸出通関
- 海外輸送
- 輸入通関
- 配送
まで一連でサポートします。
さらにオプションとして、 引越し先での 開梱作業や家具の据付 にも対応しています。
小さな子どもがいる家庭では、 日本へ帰国した直後に 大量の段ボールを一気に開けるのは大変です。
会社補助で開梱サービスまで利用できる場合は、 見積もり時に確認しておくとよいでしょう。
また、 大型家具は船便、 すぐ必要な衣類や日用品は航空便というように、 荷物に合わせて輸送方法を組み合わせる相談もできます。
ヤマト運輸タイ|Door to Doorのフルサービス
ヤマト運輸タイは、 1990年からタイで事業を展開し、 海外・タイ国内の引越しサービスを提供しています。
日本向けを中心に、 Door to Doorで引越しをサポートしています。
フルサービスでは、
梱包。
輸送。
書類。
開梱。
家具・荷物の設置。
まで対応するとしています。
日本人スタッフのほか、 日本語や英語を話せるタイ人スタッフもいるため、 日本語で相談できます。
公式サイトで案内されている 国際引越しの輸送期間の目安は、
航空便:7〜10営業日程度
船便:40〜50営業日程度
です。
また、 見積もりのための訪問が難しい場合は、 荷物の写真を送って 見積もり相談する方法も案内されています。
料金は、 船便なら荷物の体積、 航空便なら実重量・容積重量などをもとに決まります。
NXタイ|世界ネットワークとリモート下見
NXタイロジスティクスの海外引越しサービスは、 タイで30年以上の実績を案内しています。
日本人スタッフや、 日本語の読み書きができるタイ人スタッフなど、 約60人の体制で引越しをサポートしています。
NXグループの世界ネットワークを使い、
- タイから日本
- 日本からタイ
- タイから第三国
などの海外引越しに対応します。
特徴の一つが、 リモート下見です。
現在は、 Microsoft Teamsのビデオ通話などを使って 自宅の荷物量を確認する方法を案内しています。
会社規定で 「船便○立方メートルまで」 「航空便○kgまで」 と上限が決まっている駐在員の場合には、 下見時にその規定内に収まっているかも確認できます。
海外赴任では、 会社によって運べる荷物量がかなり違います。
「引越し会社に聞けば全部運んでもらえる」 と思わず、 勤務先の規定も先に確認してください。
海外引越し会社は料金表だけでは比較できない
美容院やランドリーと違い、 海外引越しには 固定料金表がほとんどありません。
料金を左右するのは、
- 荷物の量
- 航空便か船便か
- 出発地
- 到着地
- 梱包サービス
- 開梱サービス
- 保険
- 保管期間
- 繁忙期
などです。
そのため、 「A社はいくら、B社はいくら」 というネット上の古い体験談だけで 会社を選ばない方がよいでしょう。
会社負担なら最初に規定を確認する
駐在員の海外引越しでは、 勤務先が費用を負担するケースがあります。
その場合、 価格比較より先に確認したいのが 会社の引越し規定です。
たとえば、
- 指定業者があるか
- 相見積もりが必要か
- 船便の上限
- 航空便の上限
- 保管費用
- 開梱サービス
- 保険
- 超過料金の自己負担
などです。
会社指定業者がある場合は、 自分で一番安い会社を探しても 利用できないことがあります。
相見積もりは同じ条件で取る
自分で会社を選べる場合は、 2〜3社から見積もりを取る方法があります。
その際、 各社へ違う条件を伝えると比較できません。
同じ荷物量、 同じ目的地、 同じサービス条件で見積もってもらいます。
比較するのは総額だけではありません。
- 船便・航空便の内訳
- 保険
- 梱包
- 開梱
- 資材
- 保管
- 追加料金が発生する条件
まで確認します。
船便と航空便を使い分ける
駐在の海外引越しでは、 すべてを同じ便で送るとは限りません。
基本的には、
すぐ必要な物 → 航空便
時間がかかってもよい物 → 船便
と分けます。
航空便には、
- 当面の衣類
- 子どもの学用品
- すぐ使う生活用品
などを入れ、 船便には、
- 大量の衣類
- 本
- 食器
- 大型の日用品
などを入れる方法があります。
赴任時の持ち物については、 タイ赴任の持ち物リスト|日本から持っていくもの・現地で買うもの も参考にしてください。
本帰国では「捨てる・売る・送る」を先に分ける
数年間タイで生活すると、 赴任時より荷物が増えていることがあります。
全部日本へ送ろうとすると、 会社規定を超えたり、 自己負担が発生したりします。
見積もり前に、
日本へ送る。
タイで売る。
譲る。
捨てる。
の4つに分けておくと、 荷物量を減らしやすくなります。
日本へ送れない物もある
海外引越しでは、 何でも段ボールへ入れて送れるわけではありません。
食品、 薬、 危険物、 スプレー、 電池、 酒類など、 輸送方法や国によって制限があります。
また、 航空便と船便でも 取り扱い条件が違います。
「たぶん大丈夫」 で箱へ入れず、 各社から渡される禁制品リストを確認してください。
本帰国なら別送品申告を忘れない
タイから日本へ帰国する場合、 海外から送った引越し荷物は 別送品 として手続きするケースがあります。
日本到着時に必要となる手続きについては、 利用する引越し会社から事前に説明を受けてください。
帰国便に乗る直前は忙しいため、 必要書類をパスポートなどと一緒に 手荷物へ入れておくと安心です。
安さだけでなく「トラブル時」を見る
海外引越しでは、
荷物が届かない。
破損した。
通関で止まった。
予定より遅れた。
といった問題が起きる可能性もあります。
そのとき、
- 日本語で連絡できるか
- 誰が窓口になるか
- 保険申請を手伝ってくれるか
- 到着国側にも拠点があるか
も会社選びのポイントです。
引越し会社への問い合わせで伝える内容
見積もり前に伝える項目
・現在の住所
・引越し先の国・都市
・家族人数
・帰国・異動予定日
・希望する集荷時期
・船便の希望
・航空便の希望
・会社規定の荷物上限
・大型家具の有無
・開梱サービス希望の有無
・保管が必要か
・会社払い/個人払い
2〜3社へ同じ条件を伝えると、 サービス内容と見積もりを比較しやすくなります。
まとめ|海外引越しは「安さ」より条件を揃えて比較する
今回紹介した4社は、 いずれもタイで日本人の海外引越しに対応しています。
クラウンライン: 海外引越し専門、日本人スタッフ、第三国・タイ全国にも対応。
SG佐川タイ: 日本語対応、梱包から配送、開梱・家具据付まで相談可能。
ヤマト運輸タイ: 日本向けに強いDoor to Door、フルサービス。
NXタイ: 大規模な世界ネットワーク、第三国、リモート下見、会社規定への対応。
どこが一番とは一概に言えません。
勤務先に指定業者がなければ、 まず2〜3社へ同じ条件で相談し、
料金。
輸送日数。
梱包。
開梱。
保険。
日本語対応。
まで比べて決めるとよいでしょう。
掲載・広告について
この記事では、 タイへ赴任する方・タイから本帰国する方が 海外引越し会社を比較しやすいよう、 各社の公式情報を確認して紹介しています。
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