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タイ・バンコクへの駐在が決まると、
かなり早い段階で悩むのが
「日本から何を持っていけばいい?」
という問題です。
ネットを見ると、 「日本から絶対持っていくべき物」が 何十個も並んでいる記事もあります。
でも、 全部買って持っていく必要はありません。
バンコクでは、 日用品や生活用品の多くを現地で購入できます。
本当に考えるべきなのは、
何を持っていくかではなく、
何を「日本から持っていく価値があるか」です。
① 機内手荷物
② 預けスーツケース
③ 航空便
④ 船便
⑤ バンコクで買う物
この記事では、 タイ駐在の持ち物をこの5分類で整理します。
単なる「おすすめ商品一覧」ではなく、
なぜ日本から持つのか、
なぜ現地購入でいいのか
まで分かるようにしました。
先に結論|日本から持っていく価値が高い物
- パスポート・重要書類
- 普段飲んでいる薬
- 眼鏡・コンタクトなど体に合わせた物
- 使い慣れた靴
- サイズや使い心地にこだわりがある衣類
- 子どもが使い慣れた学用品
- スマホ・PCと必要な充電器
- 赴任直後数日分の生活用品
- 日本で買った方が選びやすい小型用品
逆に、 タオル、ハンガー、洗剤、 掃除用品、一般的なキッチン用品などを 大量に日本から持参する必要はありません。
「タイでも普通に買える大きな物」は、 現地調達を基本にすると荷物を減らせます。
1.まず「初日から必要か」で分ける
持ち物選びで一番簡単な基準です。
タイに到着した日の夜から使う物を、 船便へ入れてはいけません。
船便は到着まで時間がかかります。
そのため、 最初に 「到着後3日以内に必要か?」 を考えます。
機内手荷物・スーツケースへ
航空便も候補
船便を検討
現地購入
この判断だけで、 持ち物はかなり減ります。
2.機内手荷物|なくなると本当に困る物
機内手荷物には、 到着直後に絶対必要な物を入れます。
- パスポート
- 必要な入国・赴任関係書類
- スマートフォン
- 財布・クレジットカード
- 最低限の現金
- 常用薬
- 眼鏡
- 会社・住居担当者の連絡先
- スマホ充電器
- モバイルバッテリー
- 貴重品
特に、 毎日飲まなければならない薬を 預け荷物だけに入れないよう注意します。
スーツケースが遅延すると、 薬まで手元に届かなくなるからです。
3.家族帯同なら「1日分の着替え」も手荷物へ
家族で赴任する場合、 大人だけの出張より荷物トラブルの影響が大きくなります。
小さな子どもがいるなら、 最低限、
- 着替え
- 下着
- 子どもが必要とする衛生用品
- すぐ食べられる物
- 普段必要な薬
などは、 すぐ取り出せる状態にしておくと安心です。
「スーツケースは必ず同時に着く」前提にしない ことがポイントです。
4.スーツケース|最初の1〜2週間を生活できる量
預け荷物には、 タイ到着後から 船便などが届くまでに必要な物を入れます。
例えば、
- 仕事着
- 普段着
- 下着
- 靴
- 最低限の日用品
- 子どもの学校関係用品
- 必要な充電器
などです。
ここで重要なのは、 「タイ生活すべて」を スーツケースへ詰めようとしないこと。
不足した物は、 到着後に買い足せます。
5.衣類|大量に持ち込むより「自分に合う物」を優先
バンコクでは、 衣類自体は普通に購入できます。
ただし、 サイズ、着心地、仕事で使う服などは 日本で選んだ方が楽な人もいます。
特に、
- 仕事用のシャツ
- 自分の足に合った靴
- 下着
- 子どもの履き慣れた靴
などは、 無理に現地調達へ回さなくてもいいでしょう。
反対に、 安い普段着を大量に日本から運ぶ必要性は高くありません。
6.靴は少し慎重に考える
衣類の中でも、 日本から持参する価値が比較的高いのが靴です。
サイズだけでなく、 幅や履き心地があります。
またバンコクでは、 暑さだけでなく雨への対応も必要になります。
例えば、
- 通勤用の靴
- 普段履き
- 雨の日に使える靴
- 子どもの通学靴
というように、 用途を分けて考えると選びやすくなります。
雨季用品については、 こちらで詳しくまとめています。
▶ バンコクの雨季に必要な持ち物7選|冠水・通勤・子どもの送迎対策
7.家電|「コンセントの形」より電圧を見る
タイへ日本の家電を持っていくとき、 最も注意したいのが電圧です。
タイ国政府観光庁の案内では、 タイの電圧は 220V・50Hzです。
日本は100Vなので、 日本専用の100V家電を そのまま使えるとは限りません。
必ず本体やACアダプターに 「INPUT 100-240V」 などの表示があるか確認してください。
スマートフォンやノートPCの充電器には、 100〜240V対応の製品も多くあります。
一方で、
- 日本国内専用ドライヤー
- 炊飯器
- ホットプレート
- 調理家電
などは、 製品ごとに確認が必要です。
8.変換プラグと変圧器は別物
ここもよく混同されます。
コンセントの「形」を変える物。
変圧器
電圧を変える物。
変換プラグを付けても、 100V専用家電が220V対応になるわけではありません。
また、 高出力家電を変圧器で使う場合は 容量なども確認する必要があります。
「大きな変圧器さえ買えば、 日本の家電を全部持っていける」 とは考えない方が安全です。
9.薬|大量に持つより「必要な物を説明できる状態」に
薬は、 日用品とは別に考えた方がいい持ち物です。
特に、 普段から服用している処方薬がある場合は、 出発前に主治医へ 海外赴任することを伝えてください。
商品名だけでなく、 成分名・服用量・使用目的 が分かる状態にしておくと安心です。
また、 日本で正規に処方された薬でも、 タイ側で規制される成分が含まれる可能性があります。
薬は 「多ければ安心」とは限りません。
10.眼鏡・コンタクト|予備があると安心
個人的に日本から準備する価値が高いのが、 眼鏡など 自分の体に合わせて作った物です。
普段眼鏡を使っているなら、 予備を1本持っていくと安心です。
コンタクトレンズについても、 普段使用している製品や度数を 確認しておきましょう。
壊れたとき、 初めての土地で急いで代替品を探す手間を減らせます。
11.歯ブラシなど「好みが強い物」は日本から
バンコクには、 歯ブラシやシャンプーなどの日用品もあります。
ただ、 歯ブラシのヘッドサイズなど、 毎日使う物に強い好みがある人は、 日本から数個持参すると楽です。
これは、 「タイでは売っていない」という意味ではありません。
赴任直後に 自分好みの商品を探し回る手間を減らすためです。
12.子どもがいる家庭|学用品は「全部」買わない
子どもと一緒に赴任する家庭では、 学校用品も気になります。
ただし、 日本で大量に買ってから赴任するより、 学校の指定を確認してから買う方が安全です。
特に、
- ノート
- 教材
- ファイル
- 学校指定用品
などは、 学年や学校によって変わります。
一方で、 子どもが使い慣れている 筆箱や文房具などは、 環境が変わる赴任直後には安心材料になります。
バンコク日本人学校の通学かばんについては、 こちらで詳しく整理しています。
▶ バンコク日本人学校の通学かばんはランドセル?持ち物と選び方を解説
13.圧縮袋は船便・スーツケースの両方で使いやすい
衣類が多い家庭では、 圧縮袋があると荷物をまとめやすくなります。
ただし、 圧縮すると体積は減っても 重量は減りません。
飛行機の預け荷物は 重量制限にも注意してください。
14.ラゲッジスケールがあると出発前に楽
家族赴任では、 スーツケースが複数になります。
家の体重計で何度も測るより、 小型のラゲッジスケールがあると 荷物整理がかなり楽です。
航空会社ごとに 重量・個数の条件は異なるため、 利用便の最新条件を確認してください。
15.雨具は「大きな長靴を大量に」ではなく実生活で考える
タイと聞いて、 雨季対策として 大きな長靴を持っていこうと考える人もいます。
でも、 住居から駅までほとんど歩かない家庭と、 子どもの送迎で毎日歩く家庭では、 必要な雨具が違います。
日本から持参するなら、
- 軽量な折りたたみ傘
- 足に合う防水靴
- 子どもの体格に合うレインコート
など、 サイズや使い心地が重要な物 から考えましょう。
16.船便に入れるもの|「すぐ使わない大きな物」
船便は、 赴任荷物の中でも 最も悩みやすい部分です。
基本的には、
- すぐには必要ない
- かさばる
- 日本で既に持っている
- タイでも長く使う
という物が候補です。
ただし、 輸送禁止品や規制品、 会社の容量制限があります。
「船便だから何でも入る」わけではありません。
詳しくはこちらの記事で、 手荷物・航空便・船便・現地購入に分けています。
▶ タイ・バンコク赴任の船便で送るもの|日本から持っていく物・現地購入の分け方
17.タイ税関にも「引っ越し荷物」のルールがある
海外赴任の荷物は、 単なる旅行の手荷物とは違います。
タイ税関は、 転居に伴う使用済みの家財について Household Effectsとして条件を定めています。
公式案内では、 対象となる家財は 原則としてタイ到着の 1か月前から6か月後まで の期間に輸入する条件などが示されています。
ただし、 実際の駐在引越しでは、 勤務先や引越会社が通関を含めて手配するケースも多いでしょう。
船便・航空便については、 会社と引越会社の最新ルールを優先してください。
▶ Thai Customs|Personal / Household Effects
18.逆に「日本から大量に持っていかなくていい物」
持ち物リストでは、 こちらの方が役に立つかもしれません。
- 一般的なタオル
- ハンガー
- 洗剤・掃除用品
- 大量のシャンプー・ボディソープ
- 一般的なキッチン用品
- 収納ケース
- 大量の食品
- 100V専用の大型家電
もちろん、 肌が弱い、 特定の商品しか使えない、 子どもが強いこだわりを持っている、 という場合は別です。
大切なのは、 「タイに売っているか」だけでなく、 自分にとって代替できるか で判断することです。
19.「日本食」を大量に詰め込みすぎない
海外赴任となると、 醤油、だし、米、お菓子などを 大量に持っていきたくなるかもしれません。
ただ、 バンコクは日本人が多く、 日本食材を扱う店舗もあります。
赴任前から 「数年分を日本から持っていく」 必要はありません。
まずは 赴任直後に家族が安心できる量 くらいから考える方が現実的です。
食品は持ち込み条件が関係する場合もあるため、 大量持参は避け、 最新の規制も確認してください。
20.持ち物を減らす最強の質問
最後まで迷う物があったら、 自分にこう聞いてください。
「あると便利」程度なら、 現地購入でも間に合う可能性があります。
逆に、
- 体に合う物
- 処方薬
- 仕事で必須の物
- 子どもが安心できる物
- 重要書類
など、 代替しにくい物は日本から持参する価値があります。
出発1週間前|最終チェック
- パスポート・重要書類を手荷物へ入れた
- 常用薬を確認した
- 眼鏡・コンタクトの予備を確認した
- スマホ・PCの電圧表示を確認した
- 100V専用家電を混ぜていない
- 航空会社の荷物上限を確認した
- 船便・航空便の禁止品を確認した
- 初日から使う物を船便へ入れていない
- 家族全員の1〜2日分の必需品を確保した
- 「現地で買えばいい物」を詰めすぎていない
まとめ|「全部持っていく」より5分類する
タイ駐在の持ち物で失敗しないコツは、 便利そうな物を片っ端から買うことではありません。
最初に、
② スーツケース
③ 航空便
④ 船便
⑤ バンコクで買う
の5つへ分けます。
そして、 日本でしか準備しにくい物を優先 します。
バンコクには、 生活用品を買える場所があります。
だからこそ、 荷物を増やすことより、 赴任初日から困らないこと を優先してください。
