タイ・バンコク赴任の船便で送るもの|日本から持っていく物・現地購入の分け方

バンコク赴任が決まり、海外引越の段ボールを前にすると、
 意外と迷うのが 「何を船便に入れるか」 です。

日本で使っている物を全部送れば安心、 というわけではありません。

バンコクの駐在向け物件は、 家具や大型家電が付いていることも多く、
現地で簡単に買える物もあります。

反対に、 日本で選んで持ってきた方が圧倒的に楽な物 もあります。

先に結論

荷物は「船便かどうか」だけで考えず、 次の5つに分けると失敗しにくくなります。

  • 船便:重い・かさばる・到着を待てる物
  • 航空便:船便到着前から使いたい生活用品
  • 手荷物:到着したその日から必要な物
  • 日本に残す:タイでほぼ使わない物
  • タイで買う:現地調達の方が合理的な物

最初に「船便へ入れてはいけない物」を確認する

荷造りを始める前に、 まず利用する海外引越会社から 最新の禁止品・規制品一覧 をもらってください。

海外引越では、 日本国内の引越なら普通に運べる物でも、 輸出入や輸送上の理由で送れないことがあります。

特に注意したいのは、 薬、植物、食品、スプレー類、危険物、 バッテリーを含む製品などです。

同じ「タイ行き」でも、 船便・航空便・利用会社によって条件が異なる場合があります。

ここはネットの記事だけで決めない

数年前に「送れた」と書かれている物でも、 現在は扱いが変わっている可能性があります。 荷造り前に利用する引越会社へ確認してください。

船便に向いている物

船便へ優先して入れたいのは、 到着まで待てるけれど、現地で一から買い直すと面倒な物 です。

1.使い慣れた調理器具

包丁、菜箸、おたま、ザル、ボウル、 弁当用品など、 普段から使い慣れている物は持っていく価値があります。

バンコクでも購入できますが、 毎日使う物を到着後に一つずつ探すのは意外と手間です。

ただし、 大型の鍋やフライパンを大量に送る前に、 入居予定物件に備え付け品がないか確認してください。

2.子どもの本・参考書

子どもの学年に合った日本語の本、 辞書、問題集、学習参考書は、 船便との相性がよい荷物です。

本は重いため手荷物には向きません。

一方で、 子どもが渡航直後から使う教科書や学習用品は、 船便ではなく手荷物・航空便側へ分けます。

3.子どもの学用品

使い慣れた筆箱、 鉛筆、消しゴム、はさみ、定規などは、 ある程度持参すると到着後が楽です。

ただし、 学校によって指定がある物を大量購入する必要はありません。

まず必要最低限を持っていき、 入学・編入後の案内を見て追加する方が無駄を減らせます。

4.お気に入りの日用品

タオル、寝具の一部、収納用品など、 生活の使い勝手に直結する物も候補です。

タイでも多くの日用品が買えるため、 「日本製だから全部持っていく」 ではなく、
自分がこだわる物だけ に絞ります。

5.趣味用品

趣味で継続して使う道具は、 タイで同等品を探すより持参した方がよいことがあります。

ただし、 楽器、特殊なスポーツ用品、 バッテリーを含む機器などは、 輸送条件を必ず確認してください。

船便ではなく航空便にしたい物

航空便には、 「船便が届くまでの生活を成立させる物」 を入れます。

  • 当面着る衣類
  • 最低限の調理用品
  • 子どもが早く使う学用品
  • 仕事ですぐ必要な物
  • 船便を待っている間に買い直したくない生活用品

海外引越は、 予定どおりの日数で到着するとは限りません。

「船便が来るまでこれだけあれば暮らせる」 という小さな生活セットを作るイメージです。

絶対に船便へ入れない方がいい「到着初日セット」

次の物は、 引越会社の条件を確認したうえで、 基本的には手元から離さない方が安心です。

  • パスポート
  • 重要書類
  • 現金・カード
  • スマートフォン
  • パソコンなど仕事上必要な機器
  • 到着後すぐ必要な子どもの書類
  • 数日分の衣類
  • その他、紛失したらすぐ代替できない物

「海外引越の荷物」と 「自分たちが飛行機で持っていく物」は、 最初から別の部屋や場所へ分けておくと誤梱包を防げます。

日本の家電は「変圧器を買えば全部使える」ではない

ここは、船便荷造りで特に間違えやすいポイントです。

タイ政府観光庁は、 タイの家庭用電源を 220V・50Hz と案内しています。

日本の家庭用電源とは大きく異なります。

しかし、 「日本の家電=すべて変圧器が必要」 でもありません。

家電の裏側・ACアダプターを見る

たとえば、

INPUT:100-240V 50/60Hz

のように書かれている機器なら、 入力電圧の範囲内で使用できます。

スマートフォン、 ノートパソコン、 カメラなどのACアダプターには、
100-240V対応の製品が多くあります。

一方で、 「100V」とだけ表示された日本国内向け家電をタイのコンセントへそのまま接続してはいけません。

変圧器は「3000Wを買えば安心」ではない

変圧器は、 使う家電の定格消費電力や種類に合わせて選ぶ必要があります。

特に、 ドライヤー、炊飯器、ケトル、アイロンなど、 消費電力が大きい家電は注意が必要です。

単純に 「大容量の変圧器を1台買えば何でも使える」 と考えず、 メーカーの仕様と変圧器側の対応条件を確認してください。

迷う大型家電は、タイで買う選択も強い

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどは、 駐在向け物件に備え付けられていることがあります。

物件設備を確認する前に、 大型家電を日本から送らない方がよいでしょう。

日本へ置いていく方がいい物

船便の容量に余裕があっても、 タイでほとんど使わない物まで運ぶ必要はありません。

  • 大量の冬物衣類
  • 物件に備え付けられている大型家具
  • 物件に備え付けられている大型家電
  • 使うか分からない100V専用家電
  • 数年間使わない可能性が高い思い出の品

「船便の枠が余っているから入れる」 ではなく、 バンコクの家で本当に使うか で判断します。

タイで買った方が楽な物

タイで日常的に使う物は、 現地仕様の商品を買った方が扱いやすい場合があります。

特に電気製品は、 現地の電圧に対応した物なら変圧器を意識する必要がありません。

また、 赴任向けの家具付き物件では、 次のような設備が最初からある場合があります。

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • テレビ
  • ベッド・ソファ・ダイニング家具など

船便の荷造りを始める前に、 会社や不動産会社へ 「入居物件には何が付いているか」 を確認するだけで荷物をかなり減らせます。

迷った物は、この5問で決める

① バンコク到着後1か月以内に使う?

② タイで同等品を簡単に買える?

③ 買い直すと高い?

④ タイの電圧・住居で安全に使える?

⑤ 数年間、本当に使い続ける?

この5問で 「YES」が少ない物は、 無理に船便へ入れなくてもよい可能性があります。

荷出し前チェックリスト

  • □ 引越会社の禁止・規制品を確認した
  • □ 入居物件の家具・家電を確認した
  • □ 船便・航空便・手荷物を分けた
  • □ 船便到着前の生活用品を確保した
  • □ 日本へ残す物を決めた
  • □ 日本製家電の入力電圧を確認した
  • □ 子どもがすぐ使う教材を船便から外した
  • □ 重要書類を段ボールへ入れていない
  • □ 箱ごとに中身と搬入する部屋を記録した

荷造りを少し楽にする物

衣類や手荷物を整理するときは、 船便そのものより「船便に入れない物」を先に分けると作業しやすくなります。

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まとめ|船便は「持っていける物」ではなく「持っていく価値がある物」を選ぶ

海外赴任の荷造りでは、 「あとで必要になったら困る」 と思うほど荷物が増えていきます。

しかし、 バンコクは生活用品を購入できる場所が多く、 駐在向け住居には家具や家電が備え付けられていることもあります。

何でも日本から運ぶ必要はありません。

船便には、 重くても、到着後の生活で繰り返し使い、 買い直すより持っていく価値がある物 を優先する。

すぐ必要な物は航空便や手荷物へ。

タイで買った方が合理的な物は、 思い切って現地調達する。

この3つを分けるだけでも、 赴任前の荷造りはかなりシンプルになります。

段ボールの数を増やすことより、 バンコクに着いた家族が困らない荷物の分け方 を優先してください。

赴任準備を続けるなら、次に確認したい記事

初めてのバンコク駐在が不安な方へ|赴任前に知っておきたい10のこと

住居・学校・病院など、荷造り以外に赴任前に確認しておきたいことをまとめています。

バンコク赴任後1か月で困らないために|到着直後にやること・準備すること7選

荷物を送ったあとは、到着直後の生活立ち上げを時系列で確認できます。

バンコクの雨季に必要な持ち物7選|冠水・通勤・子どもの送迎対策

日本から持参した方がよい雨季用品と、現地での備えを確認できます。


参考・確認先

タイ国政府観光庁:Electricity

日本通運:日本から海外へ送るお荷物について

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